名称

pam_getenvlist — すべての PAM 環境変数のリストを返す

ライブラリ

Pluggable Authentication Module Library (libpam, -lpam)

書式

#include < sys/types.h>
#include < security/pam_appl.h>

char **
pam_getenvlist( pam_handle_t *pamh);

解説

pam_getenvlist() 関数は、文字列の配列へのポインタとして、与えられた PAM コンテキストの環境リストのコピーを返します。配列の最後の要素は、 NULL です。ポインタは、 environ への割り当に適切です。

そのリストの配列と文字列は、 malloc(3) を使用して割り付けられ、使用の後に free(3) を使用して解放すべきです:

    char **envlist, **env; 
 
    envlist = environ; 
    environ = pam_getenvlist(pamh); 
    /* 何か気の利いたことを行います */ 
    for (env = environ; *env != NULL; env++) 
        free(*env); 
    free(environ); 
    environ = envlist;

戻り値

pam_getenvlist() 関数は、失敗すれば、 NULL を返します。

関連項目

free(3), malloc(3), pam(3), pam_getenv(3), pam_putenv(3), pam_setenv(3), environ(7)

規格

X/Open Single Sign-On Service (XSSO) - Pluggable Authentication Modules, June 1997.

作者

pam_getenvlist() 関数とこのマニュアルページは、 FreeBSD プロジェクトのために DARPA CHATS 研究プログラムの一環として DARPA/SPAWAR 規約 N66001-01-C-8035 (“CBOSS”) の下で ThinkSec AS と Network Associates Laboratories, the Security Research Division of Network Associates, Inc. によって開発されました。

OpenPAM ライブラリは、 Dag-Erling Smørgrav <des@des.no>によって保守されています。