名称

krb5_timeofday, krb5_set_real_time, krb5_us_timeofday, krb5_format_time, krb5_string_to_deltat — これらの関数がすることなら何でも

ライブラリ

Kerberos 5 ライブラリ (libkrb5, -lkrb5)

書式

#include < krb5.h>

krb5_timestamp;

krb5_deltat;
krb5_error_code
krb5_set_real_time( krb5_context context, krb5_timestamp sec, int32_t usec);

krb5_error_code
krb5_timeofday( krb5_context context, krb5_timestamp *timeret);

krb5_error_code
krb5_us_timeofday( krb5_context context, krb5_timestamp *sec, int32_t *usec);

krb5_error_code
krb5_format_time( krb5_context context, time_t t, char *s, size_t len, krb5_boolean include_time);

krb5_error_code
krb5_string_to_deltat( const char *string, krb5_deltat *deltat);

解説

krb5_set_real_time は、呼び出し側が、KDC が持っていることを知っている絶対時間に設定します。これによって、Kerberos ライブラリは、KDC 時間とローカルシステム時間の相対的な違いについて計算して、 context にそれを格納することができます。この情報によって、Kerberos ライブラリは、Kerberos パッケージ中のすべてのタイムスタンプを調整することができます。

krb5_timeofday() は、現在の時間を返しますが、ローカルホストと KDC の間の時間差は調整されます。また、 krb5_us_timeofday() は、マイクロ秒を返します。

krb5_format_time は、長さ len の文字列 s に時間 t を書式化します。 include_time が設定されているなら、時間は、include_time に設定されます。

krb5_string_to_deltat は、デルタ時間 string を deltat に解析します。

関連項目

gettimeofday(2), krb5(3)