名称

krb5_change_password, krb5_set_password, krb5_set_password_using_ccache, krb5_passwd_result_to_string — パスワード変更関数

ライブラリ

Kerberos 5 ライブラリ (libkrb5, -lkrb5)

書式

#include < krb5.h>

krb5_error_code
krb5_change_password( krb5_context context, krb5_creds *creds, char *newpw, int *result_code, krb5_data *result_code_string, krb5_data *result_string);

krb5_error_code
krb5_set_password( krb5_context context, krb5_creds *creds, char *newpw, krb5_principal targprinc, int *result_code, krb5_data *result_code_string, krb5_data *result_string);

krb5_error_code
krb5_set_password_using_ccache( krb5_context context, krb5_ccache ccache, char *newpw, krb5_principal targprinc, int *result_code, krb5_data *result_code_string, krb5_data *result_string);

const char *
krb5_passwd_result_to_string( krb5_context context, int result);

解説

これらの関数は、与えられたプリンシパルのパスワードを変更します。

krb5_set_password() と krb5_set_password_using_ccache() は、3 つの関数のより新しいもので、プロトコルのより新しいバージョンを使用します (また、より新しいプロトコルが動作していないなら、古いセットパスワードプロトコルへ後退します)。

krb5_change_password() は、 creds でクライアントのプリンシパルのパスワード newpasswd を設定します。 creds のサーバのプリンシパルは、 kadmin/changepw でなければなりません。

krb5_set_password() と krb5_set_password_using_ccache() は、プリンシパル targprinc のパスワードを変更します。

krb5_set_password() は、 creds の kadmin/changepw@REALM のための資格証明を必要とします。ユーザの呼び出し側が管理者でないなら、この資格証明は、初期の資格証明状である必要があります、そのような資格証明を取得する方法については、 krb5_get_init_creds(3) を参照してください。

krb5_set_password_using_ccache() は、 ccache から資格証明を取得します。

targprinc が NULL であるなら、 krb5_set_password_using_ccache() は、 ccache のデフォルトのプリンシパルを使用し、 krb5_set_password() は、グローバルなデフォルトのプリンシパルを使用します。

すべての 3 つの関数は、 result_code でエラーを、 result_string で印刷するためのエラー文字列を返します。

krb5_passwd_result_to_string() は、 krb5_set_password() 関数から result_code のエラーコードを説明する人間に読み込み可能な文字列を返します。

関連項目

krb5_ccache(3), krb5_init_context(3)