名称

krb5_rd_error, krb5_free_error, krb5_free_error_contents, krb5_error_from_rd_error — KRB-ERROR メッセージからエラーを解析し、解放し、読み込む

ライブラリ

Kerberos 5 ライブラリ (libkrb5, -lkrb5)

書式

#include < krb5.h>

krb5_error_code
krb5_rd_error( krb5_context context, const krb5_data *msg, KRB_ERROR *result);

void
krb5_free_error( krb5_context context, krb5_error *error);

void
krb5_free_error_contents( krb5_context context, krb5_error *error);

krb5_error_code
krb5_error_from_rd_error( krb5_context context, const krb5_error *error, const krb5_creds *creds);

解説

通常、アプリケーションは、より高いレベルの関数が krb5_context でエラーを解析して、push up するので、Kerberos エラーメッセージを解析して、理解する必要は決してありません。これらの関数は、完全性のために説明されています。

krb5_rd_error() は、kerboeros エラーメッセージを解析して、呼び出し側が構造体の使用を終了するとき、構造体は、 krb5_free_error_contents() と共に解放されるべきです。

krb5_free_error() は、構造体自体を保持する内容とメモリ領域を解放します。

krb5_free_error_contents() は、KRB-ERROR メッセージの内容を解放します。

krb5_error_from_rd_error() は、エラーメッセージを解析して、krb5_context のエラーバッファを戻されたエラー文字列か、または KRB-ERROR メッセージにマッチするエラーコードに設定します。呼び出し側は、 krb5_get_error_string( 3) でメッセージを受け取るべきです ( krb5_free_error_string() で返された文字列を解放することを忘れないでください)。

関連項目

krb5(3), krb5_set_error_string(3), krb5_get_error_string(3), krb5.conf(5)