GELF_GETMOVE(3) | FreeBSD Library Functions Manual | GELF_GETMOVE(3) |
名称
gelf_getmove, gelf_update_move — Elf Move 情報を読み込んで、更新するライブラリ
ELF Access Library (libelf, -lelf)書式
#include < gelf.h> GElf_Move *
gelf_getmove( Elf_Data *data, int ndx, GElf_Move *move);
int
gelf_update_move( Elf_Data *data, int ndx, GElf_Move *move);
解説
これらの便利な関数は、ELF オブジェクトのクラス依存の Elf32_Move と Elf64_Move 構造体を検索して、更新するために使用されます。引数 data は、タイプ SHT_SUNW_move のセクションに関連している Elf_Data 記述子です。引数 ndx は、検索されるか、または更新される移動 (move) レコードのインデックスです。クラス独立の GElf_Move 構造体は gelf(3) で説明されています。
関数 gelf_getmove() は、データバッファ data のインデックス ndx でクラス依存の移動レコードを検索して、クラス独立の形式に変換した後、引数 move によって指された送り先にそれをコピーします。
関数 gelf_update_move() は、引数 move によって指されたクラス独立の移動情報をクラス依存の形式に変換して、引数 data によって記述されたデータバッファのインデックス ndx の移動レコードにそれを書き込みます。関数 gelf_update_move() は、クラス独立の表現の値のどれかがターゲットタイプの表現可能な制限を超えているなら、エラーシグナルを生成します。
戻り値
関数 gelf_getmove() は、成功するなら、引数 move の値を返し、エラーの場合は、NULL を返します。関数は、成功するなら、0 以外の値を返し、エラーの場合は、0 を返します。エラー
これらの関数は、次のエラーで失敗するかもしれません:- [ ELF_E_ARGUMENT]
- 引数 data または move が NULL でした。
- [ ELF_E_ARGUMENT]
- 引数 ndx が、0 より小さいか、またはデータ記述子のレコードの数より大きい。
- [ ELF_E_ARGUMENT]
- データ記述子 data が動情報を含んでいるセクションに関連づけられていませんでした。
- [ ELF_E_RANGE]
- 値は、ターゲットタイプで表現可能ではありませんでした。
August 29, 2006 | FreeBSD |