FGETWLN(3) | FreeBSD Library Functions Manual | FGETWLN(3) |
名称
fgetwln — ストリームからワイド文字の 1 行を取得するライブラリ
Standard C Library (libc, -lc)書式
#include < stdio.h>#include < wchar.h>
wchar_t *
fgetwln( FILE * restrict stream, size_t * restrict len);
解説
fgetwln() 関数は、 stream で参照されるストリームから次の行のポインタを返します。この行の最後はヌルワイド文字で終っていませんので、標準のワイド文字列では ありません。 最後の改行も含めた行の長さは、 len が指すメモリ位置に格納されます。 (しかしながら、改行で終わらないファイルの最後の行であるなら、返されるテキストに改行は含まれないことに注意してください。)戻り値
成功して終了すると、ポインタが戻されます。このポインタは、次に stream の I/O 操作 (成功であれ失敗であれ) を行った後とストリームがクローズされた直後では無効になります。そうでなければ NULL が返されます。 fgetwln() 関数は、ファイルの終了とエラーを区別しません。どちらが起こったかを判断するには、ルーチン feof(3) および ferror(3) を使用しなければなりません。エラーが発生した場合は、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。ファイルの終了状態はたとえ端末であっても記憶され、 clearerr(3) で状態がクリアされるまでは、その後の読み込みの試みてもすべて NULL が返されます。返されたポインタが指し示すテキストは、返されたサイズを超えて変更しないならば修正できます。これらの変更は、ポインタが無効になると失われます。
エラー
- [ EBADF]
- 引数 stream は、読み込みのためにオープンしたストリームではありません。
また、 fgetwln() 関数が失敗するなら、ルーチン mbrtowc(3), realloc(3), read(2) に明記されたエラーのいずれかが errno に設定されます。
July 16, 2004 | FreeBSD |