名称

elf_getarhdr — アーカイブメンバのために ar(1) ヘッダを検索する

ライブラリ

ELF Access Library (libelf, -lelf)

書式

#include < libelf.h>

Elf_Arhdr *
elf_getarhdr( Elf *elf);

解説

elf_getarhdr() 関数は、記述子 elf のアーカイブメンバのヘッダへのポインタを返します。この記述子は、 elf_begin(3) の前の呼び出しで返されなければなりません、そして ar(1) アーカイブの内側のメンバへの記述子でなければなりません。

構造体 Elf_Arhdr は、次のメンバを含んでいます:

char * ar_name

アーカイブメンバの変換された名前を含むヌル文字で終了する文字列へのポインタ。

char * ar_rawname

すべての ar(1) 形式の文字と後続する空白類を含む、アーカイブメンバの変換された名前を含むヌル文字で終了する文字列へのポインタ。

time_t ar_date

メンバに関連しているタイムスタンプ。

uid_t ar_uid

メンバの作成者の uid。

gid_t ar_gid

メンバの作成者の gid。

mode_t ar_mode

メンバのファイルモード。

size_t ar_size

バイト単位のメンバのサイズ。

戻り値

この関数は、成功するなら、 Elf_Arhdr 構造体への有効なポインタを返すか、またはエラーに遭遇するなら、NULL を返します。

エラー

関数 elf_getarhdr() は、次のエラーで失敗します:

[ ELF_E_ARGUMENT]

引数 elf が、NULL でした。

[ ELF_E_ARGUMENT]

引数 elf が、 ar(1) アーカイブのメンバへの記述子ではありませんでした。

関連項目

elf(3), elf_begin(3), elf_getarsym(3), elf_memory(3)