名称

aio_error — 非同期 I/O 操作のエラー状態を検索する (リアルタイム)

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include < aio.h>

int
aio_error( const struct aiocb *iocb);

解説

aio_error() システムコールは、 iocb によって指されている構造体に関連した非同期 I/O 要求のエラー状態を返します。

戻り値

非同期 I/O 要求が成功して完了しているなら、 aio_error() は、0 を返します。要求がまだ完了していないなら、 EINPROGRESS が返されます。要求が成功せずに完了しているなら、 read(2), write(2) または fsync(2) に記述されているような、エラー状態が返されます。失敗すれば、 aio_error() は、-1 を返し、 errno にエラー状態を示す値が設定されます。

エラー

aio_error() システムコールは、次の場合に失敗します:

[ EINVAL]

iocb 引数が、未解決の非同期 I/O 要求を参照していません。

関連項目

aio_cancel(2), aio_read(2), aio_return(2), aio_suspend(2), aio_write(2), fsync(2), read(2), write(2), aio(4)

規格

aio_error() システムコールは、 IEEE Std 1003.1 (“POSIX.1”) 規格に適合するはずです。

歴史

aio_error() システムコールは、 FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。

作者

このマニュアルページは、 Wes Peters <wes@softweyr.com>によって書かれました。