名称

expand, unexpand — タブを空白に展開し、その逆も同様に

書式

expand

[ -t tab1, tab2, ..., tabn][ file ...]

unexpand

[ -a | -t tab1, tab2, ..., tabn][ file ...]

解説

expand ユーティリティは、指定されたファイルまたは標準入力を処理して、タブを空白に変更して標準出力に書き込みます。バックスペース文字は、出力に保存され、タブ計算のためのカラムのカウントを減少します。 expand ユーティリティは、タブを含んでいる (特定のカラムなどを見て、ソートする前等に) 文字ファイルを前処理ために役に立ちます。

unexpand ユーティリティは、標準入力または指定されたファイルからデータをタブに戻し、標準出力に結果を書き込みます。

次のオプションが利用可能です:

-a

( unexpand のみ。) デフォルトで、先導する空白とタブのみ、タブの最大の文字列に再変換されます。 -a オプションが与えられるなら、2 つ以上の文字を置き換えることによって出力ファイルが圧縮されるときはいつもタブを挿入します。

-t -Sm tab1, tab2, ..., tabn Sm

カラム位置 tab1, tab2, ..., tabn にタブストップを設定します。単一の数値のみが与えられるなら、タブストップは、8 のデフォルトの数値の代わりに、カラム位置の数値ごとに離れているように設定します。

環境変数

LANG, LC_ALL と LC_CTYPE 環境変数は、 environ(7) の記述のように、 expand と unexpand の実行に影響します。

終了ステータス

The expand and unexpand utilities exit 0 on success, and >0 if an error occurs.

規格

expand と unexpand のユーティリティは、 IEEE Std 1003.1-2001 (“POSIX.1”) に適合しています。

歴史

expand コマンドは、 3.0BSD で登場しました。