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TSORT(1)
TSORT(1) FreeBSD General Commands Manual TSORT(1)

名称

tsort有向グラフのトポロジカルソート

書式

tsort [ -dlq][ file]

解説

tsort ユーティリティは、グラフ中の有効アークを表わす組のノード名のリストを取り、標準出力にトポロジカルの順序でノードを印刷 (表示) します。入力は、指定された file からか、またはファイルが与えられないなら、標準入力から取り込まれます。

入力で偶数のノードでなければなりません。同じ行で指定されるノード名は、空白類で区切られるべきです。

ノードからそれ自体までアークよってグラフ中のノードの存在を表わすことができます。これは、ノードが何も他のノードに接続されないとき、役に立ちます。

グラフがサイクルを含んでいる (そのために、適切にソートすることができない) なら、サイクルのアークの 1 つが、無視され、ソートは、継続します。サイクルは、標準エラーに報告されます。

オプションは、次の通りです:

-d
デバッグをオンにします。
-l
最長のサイクルを検索して表示します。非常に長い時間がかかるかもしれません。
-q
サイクルに関する情報メッセージを表示しません。これは、主として、最適な順序が致命的でなく、サイクルがしばしば生じる、ライブラリの構築を対象としています。

関連項目

ar(1)

歴史

tsort コマンドは、 Version 7 AT&T UNIX で登場しました。この tsort コマンドとマニュアルページは、Memorial University of Newfoundland の Michael Rendell によって Berkeley に寄贈されたソースに由来しています。

バグ

tsort ユーティリティは、マルチバイト文字を認識しません。
December 27, 2006 FreeBSD