TCOPY(1) |
FreeBSD General Commands Manual |
TCOPY(1) |
名称
tcopy —
磁気テープのコピー、検証を行う
書式
tcopy |
[ -cvx][ -s maxblk][ src [ dest]] |
解説
tcopy ユーティリティは、磁気テープをコピーするように設計されています。テープレイアウトに関して行なわれるただ一つの仮定は、終りに 2 つの連続する EOF マークがあることです。デフォルトで、
tcopy ユーティリティは、
/dev/sa0 テープ、または
src 引数によって指定されたテープで見つけられるレコードとファイルのサイズに関する情報を印刷 (表示) します。また、送り先のテープが
dest 引数によって指定されるなら、もとのテープのコピーが行なわれます。送り先のテープのブロッキングは、もとのテープで使用されるものと同一になります。テープをコピーすることは、あたかも、ちょうどサイズを印刷するかのように、同じプログラムの出力をもたらします。
次のオプションが利用可能です:
-
-c
-
src から
dest にコピーして、次に、2 つのテープが同一であることを検証します。
-
-s
maxblk
-
最大のブロックサイズ
maxblk を指定します。
-
-v
-
2 つのテープ
src と
dest を与えて、それらが同一であることを検証します。
-
-x
-
標準出力の代わりに標準エラーにすべての情報メッセージを出力します。このオプションは、
dest が
/dev/stdout として与えられるとき、役に立ちます。
歴史
tcopy コマンドは、
4.3BSD で登場しました。
バグ
- テープのイメージをファイルに書き込むことは、生データをはるかに越えるものを保存しません。 (複数の) ブロックサイズとテープの EOF マークは、失われ、そうでなければ、テープからテープのコピーで保存されます。
- データの終り (EOD) は、それらの間にデータのない 2 つの連続する EOF マークによって決定されます。かつてテープファイルの間に 3 つの EOF を書き込んだ古いシステムがありました。 tcopy ユーティリティは、この場合に、誤って早期にコピーを停止します。
- コピー/検証オプション -c を使用するとき、 tcopy は、開始する前にテープを巻き戻しません。巻き戻しは、書き込んだ後で、検証ステップの前に実行されます。テープの始まり (BOT) で開始されていないなら、比較は、意図したデータとならないかもしれません。