SOELIM(1) | FreeBSD General Commands Manual | SOELIM(1) |
名称
soelim - groff への入力に含まれる .so リクエストを解釈する書式
soelim [ -Crtv ] [ -I dir ] [ files... ]-I コマンドラインオプションとそのパラメータの間に空白を入れることが可能です。
解説
soelim は files を読み込み、- .so file
という形式の行を、 file の中身で置き換えます。 so を含むファイルが前処理を必要とする場合に有用です。通常 soelim は groff の -s オプションといっしょに呼び出されます。
先頭のドットと `s' と `o' の間に空白があってはいけないことに注意してください。そうしないと、 groff だけが .so リクエストを解釈します。 (そして soelim はそれを無視します。)
オプション
- -C
- .so に空白や改行以外の文字が続くことを許可します。
- -I dir
- このオプションは (コマンドラインと .so リクエストの両方で) ファイルを探すディレクトリを指定するために使われます。カレントディレクトリは常に最初に検索されます。このオプションが複数回指定されると指定された順番にディレクトリがサーチされます。絶対パスを使って指定されたファイルではディレクトリの検索は行われません。
- -r
- .lf リクエストを追加しません (非 groff ファイルでは通常使用してください)。
- -t
- .lf リクエストを出力しませんが、 Tex コマンド行 (`%' から開始する) を出力して、現在のファイルおよび行番号を与えます。
- -v
- バージョン番号を表示します。
使用法
groff の通常の処理手順は次の通りです:
入力 ソースされた
ファイル ファイル
| |
v v
前処理 -> troff -> 後処理
|
v
出力
ファイル
すなわち、 .so でソースされた (読み込まれた) ファイルは、通常 troff (実際のフォーマッタ) によって のみ 読み込まれます。 soelim は、ファイルをソースする (読み込む) ために troff は、必要では ありません。
また、ソースされたファイルが前処理されるべきであるなら、入力ファイルが前処理を通して渡される 前に 既に読み込まれていなければなりません。これは soelim によって取り扱われます:
入力
ファイル
|
v
soelim ->前処理 -> troff ->後処理
^ |
| v
ソースされた 出力
ファイル ファイル
関連項目
groff(1)17 January 2014 | Groff Version 1.19.2 |