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SOCKSTAT(1)
SOCKSTAT(1) FreeBSD General Commands Manual SOCKSTAT(1)

名称

sockstatオープンされたソケットをリストする

書式

sockstat [ -46cLlu][ -j jid][ -p ports][ -P protocols]

解説

sockstat コマンドは、オープンされたインターネットまたは UNIX ドメインのソケットをリストします。

次のオプションが使用可能です:

-4
AF_INET (IPv4) ソケットを表示します。
-6
AF_INET6 (IPv6) ソケットを表示します。
-c
接続されたソケットを表示します。
-j jid
指定された jail ID に属するソケットだけを表示します。
-L
ローカル、または外部アドレスがループバックネットワーク接頭辞 127.0.0.0/8 でないか、または IPv6 ループバックアドレス ::1 を含まない場合のみ、インターネットソケットを表示します。
-l
listen (接続を受け付け) しているソケットを表示します。
-p ports
ローカルまたは外部のポート番号が指定されたリストにある場合のみ、インターネットソケットを表示します。 ports 引数は、ポート番号のコンマで区切られたリストとダッシュによって区切られた最初と最後のポートとして指定された範囲です。
-P protocols
単に指定された protocols のソケットを表示します。 protocols 引数は、 protocols(5) で定義されるような、プロトコル名がコンマで区切られたリストです。
-u
AF_LOCAL ( UNIX) ソケットを表示します。

-4, -6 または -u のいずれも指定されないなら、 sockstat は、すべての 3 つのドメインのソケットをリストします。

-c または -l のいずれも指定されないなら、 sockstat は、listen (接続を受け付け) しているソケットと接続されているソケットの両方をリストします。

各ソケットに対してリストされる情報は、次の通りです:

USER
ソケットを所有するユーザ。
COMMAND
ソケットを保持するコマンド。
PID
ソケットを保持するコマンドのプロセス ID。
FD
ソケットのファイル記述子番号。
PROTO
インターネットソケットのためのソケット、または UNIX ソケットのためのソケットのタイプ (ストリームまたはデータグラム) に関連した転送プロトコル。
LOCAL ADDRESS
インターネットのソケットについて、これは、ソケットのローカルの終端がバインドされているアドレスです ( getsockname(2) 参照)。バインドされた UNIX ソケットについて、それは、ソケットのファイル名です。他の UNIX ソケットについて、終点のファイル名が後続する右矢印、または終点を決定することができなかったなら、“ ??”です。
FOREIGN ADDRESS
(インターネットのソケットのみ) ソケットの外側の終端がバインドされているアドレス ( getpeername(2) 参照)。

ソケットが 2 つ以上のファイル記述子と関連しているなら、複数回表示されます。ソケットがあらゆるファイル記述子に関連していないなら、最初の 4 つのカラムは、意味がありません。

歴史

sockstat コマンドは、 FreeBSD 3.1 で登場しました。

作者

sockstat コマンドとこのマニュアルページは、 Dag-Erling Smørgrav <des@FreeBSD.org>によって書かれました。
May 16, 2012 FreeBSD