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SEQ(1)
SEQ(1) FreeBSD General Commands Manual SEQ(1)

名称

seq数値のシーケンスを印刷する

書式

seq [ -w][ -f format][ -s string][ -t string][ first [ incr]] last

解説

seq ユーティリティは、 1 行に 1 つ (デフォルト)、 first から (デフォルト 1)、できるだけ last の近くまで、 incr (デフォルト 1) の増分で、数値のシーケンスを印刷 (表示) します。 firstlast より大きいとき、 incr のデフォルトは、-1 です。

すべての数値は、浮動小数点として解釈されます。

通常、整数値は、10 進整数として印刷 (表示) されます。

seq ユーティリティは、次のオプションを受け付けます:

-f format
それそれの数値を印刷するために、 printf(3) スタイルの format を使用します。任意のオプションのフラグとオプションの数値の最小フィールド幅または精度と共に、 E, e, f, G, g% 変換文字だけが有効です。 format は、 ANSI X3.159-1989 (“ANSI C89”) で定義されるように、バックスラッシュ記法で文字エスケープシーケンスを含むことができます。デフォルトは、 %g です。
-s string
数を分離するために string を使用します。 string は、 ANSI X3.159-1989 (“ANSI C89”) で定義されるように、バックスラッシュ記法で文字エスケープシーケンスを含むことができます。デフォルトは、 \n です。
-t string
数値のシーケンスを終了するために string を使用します。 string は、 ANSI X3.159-1989 (“ANSI C89”) で定義されるように、バックスラッシュ記法で文字エスケープシーケンスを含むことができます。このオプションは、デフォルトのセパレータが \n を含まないとき、役に立ちます。
-w
必要に応じて 0 でパディングすることによってすべての数値の幅を均等化します。このオプションは、 -f オプションで効果はありません。任意のシーケンス番号が指数の記法で印刷されるなら、デフォルトの変換は、 %e に変更されます。

終了ステータス

The seq utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.

使用例

# seq 1 3 
1 
2 
3 
 
# seq 3 1 
3 
2 
1 
 
# seq -w 0 .05 .1 
0.00 
0.05 
0.10

関連項目

jot(1), printf(1), printf(3)

歴史

seq コマンドは、 Plan 9 from Bell Labs ではじめて登場しました。 seq コマンドは、 NetBSD 3.0 で登場し、 FreeBSD 9.0 に移植されました。このコマンドは、 Plan 9 from Bell Labs と GNU コアユーティリティと同じ名前のコマンドに基づいています。 GNU seq コマンドは、1.13 シェルユーティリティのリリースではじめて登場しました。

バグ

-w オプションは、純粋な浮動小数点から指数表現までの遷移をよく扱いません。 seq コマンドは、 Plan 9 from Bell Labs または GNU バージョンの seq と互換性のあるバグはありません。
February 19, 2010 FreeBSD