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NOHUP(1)
NOHUP(1) FreeBSD General Commands Manual NOHUP(1)

名称

nohupハングアップの影響を受けないユーティリティを起動する

書式

nohup [ --] utility [ arguments]

解説

nohup ユーティリティは、その arguments (引数) で utility を呼び出し、このとき、シグナル SIGHUP を無視するように設定します。標準出力が端末であるなら、標準出力は、カレントディレクトリのファイル nohup.out に付け加えられます。標準エラーが端末であるなら、標準出力と同じ場所に向けられます。

いくつかのシェルは、このユーティリティに似ているか、または同一の組み込みの nohup コマンドを提供しています。 builtin(1) マニュアルページを調べてください。

環境変数

次の変数が、 nohup によって利用されます:
HOME
出力ファイル nohup.out をカレントディレクトリに作成することができないなら、 nohup ユーティリティは、ファイルを作成するために HOME によって指定されたディレクトリを使用します。
PATH
名前が‘ /’文字を含んでいないなら、要求された utility を見つけるために使用されます。

終了ステータス

nohup ユーティリティは、次の値の 1 つで終了します:
126
utility が、見つかりましたが、起動することができませんでした。
127
utility が、見つけられなかったか、または nohup でエラーが起こりました。

そうでなければ、 nohup の終了ステータスは、 utility のものになります。

関連項目

builtin(1), csh(1), signal(3)

規格

nohup は、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 互換のはずです。

バグ

2 つ以上の nohup のインスタンスは、混同された出力を作り出す、同じファイルに付け加えることができます。
July 19, 2001 FreeBSD