NEWGRP(1) | FreeBSD General Commands Manual | NEWGRP(1) |
名称
newgrp — 新しいグループに変更する書式
newgrp | [ -l][ group] |
解説
newgrp ユーティリティは、修正された実グループ ID と実効グループ ID で新しいシェルの実行環境を作成します。オプションは、次の通りです:
- -l
- 完全なログインをシミュレートします。環境と umask は、ユーザが再び実際にログインするなら、期待されるものに設定されます。
group オペランドが存在するなら、新しいシェルは、指定された実効グループ ID と実グループ ID で開始されます。ユーザが指定されたグループのメンバでないなら、パスワードのためのプロンプトが出されます。
そうでなければ、実グループ ID、実効グループ ID と補足のグループ ID は、現在のユーザのパスワードデータベースエントリから復元されます。
終了ステータス
newgrp ユーティリティは、グループ ID が成功して変更されたかどうかにかかわらずシェルを開始することを試みます。エラーが起こって、シェルを開始することができないなら、 newgrp は、>0 で終了します。そうでなければ、 newgrp の終了ステータスは、シェルの終了ステータスです。
規格
newgrp ユーティリティは、 IEEE Std 1003.1-2001 (“POSIX.1”) に適合しています。歴史
newgrp ユーティリティは、 Version 6 AT&T UNIX で登場しました。バグ
セキュリティ上の理由から、 newgrp ユーティリティは、通常 setuid ビットなしインストールされます。それを有効にするためには、次のコマンドを実行してください:
chmod u+s /usr/bin/newgrp
グループパスワードは、グループデータベースからパスワードハッシュを取得するユーザを止める方法がないように、本質的に安全でありません。それらの使用は、推奨されません。代わりに、ユーザは、必要なグループに単に追加されるべきです。
February 8, 2013 | FreeBSD |