LDD(1) | FreeBSD General Commands Manual | LDD(1) |
名称
ldd — 動的なオブジェクトの依存関係をリストする書式
ldd | [ -a][ -v][ -f format] program ... |
解説
ldd ユーティリティは、与えられたプログラムを実行するためか、または与えられた共有されるオブジェクトをロードするために必要な、すべての共有オブジェクトを表示します。 nm(1) とは違って、リストは、それら自体がまだ他の共有オブジェクトに依存している必要とされる共有オブジェクトの結果である“間接の”依存関係を含んでいます。0、1 または 2 つの -f オプションを与えることができます。引数は、 rtld(1) に渡される書式文字列で、 ldd の出力のカスタマイズを許可します。 1 つが与えられるなら、 LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_FMT1 を設定します。 2 つが与えられるなら、それらは、それぞれ、 LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_FMT1 と LD_TRACE_LOADED_OBJECTS_FMT2, を設定します。認識される変換文字のリストを含む詳細については、 rtld(1) を参照してください。
-a オプションは、各ロードされるオブジェクトによって必要とされる、すべてのオブジェクトのリストを表示します。このオプションは、 a.out(5) バイナリで動作しません。
-v オプションは、実行形式にエンコード (符号化) されたダイナミックリンクのヘッダの冗長なリストを表示します。すべてのフィールドの明確な意味については、ソースコードとインクルードファイルを参照してください。
使用例
次は、 -f オプションを使用するシェルパイプラインの例です。 libc.so.6 に対してリンクされる、カレントディレクトリ中のすべての ELF2 バイナリの報告を印刷 (表示) します:find . -type f | xargs -n1 file -F ' ' | grep ELF | cut -f1 -d' ' | xargs ldd -f '%A %o\n' | grep libc.so.6
歴史
ldd ユーティリティは、SunOS 4.0 ではじめて登場し、 FreeBSD 1.1 で現在の形式となりました。-v のサポートは、
<jdp@polstra.com>によって書かれたコードに基づいています。May 15, 2008 | FreeBSD |