LAM(1) | FreeBSD General Commands Manual | LAM(1) |
名称
lam — ファイルを並べて結合する書式
lam | [ -f min. max][ -s sepstring][ -t c] file ... |
lam | [ -p min. max][ -s sepstring][ -t c] file ... |
解説
lam は、指定されたファイルを並べてコピーし、標準出力に出力します。各入力ファイル file の n 行目は、出力の n 行目を構成する要素と見なされ、結合されます。 ` -' というファイル名は、標準入力と見なされ、繰り返し指定することもできます。通常、各オプションは、その直後の file に対してのみ有効です。オプション文字が大文字で指定されれば、再び大文字になっていないオプションが現れるまで、後続する全てのファイルに対して適用されます。オプションは、以下の通りです。
- -f min. max
- 行の構成要素をフォーマット文字列 min. max に従って出力します。ここで min は、最小フィールド幅、 max は、最大フィールド幅です。もし min が 0 で始まっていれば、フィールド幅を満たすために 0 が付加されます。もし min が `-' で始まっていれば、その要素は、フィールド内で左詰めされます。
- -p min. max
- -f と同様ですが、このファイルが EOF に達したにもかかわらず他のファイルがまだ残っていれば、このファイルのフィールドをパディングします。
- -s sepstring
- 次のファイルからの行要素を表示する前に sepstring を表示します。このオプションは、最終ファイルの後に指定することもできます。
- -t c
- 入力ファイルの行の終端文字として、改行文字に代えて、 c を用います。省略された各出力行には、通常、改行文字が追加されます。
複数ファイルを並べて表示する簡便な方法については pr(1) を参照して下さい。
使用例
次のコマンド
lam file1 file2 file3 file4
は、4 つのファイルを各々行毎に結合します。 4 つの異なるファイルの行をマージするには、以下のコマンドを用います。
lam file1 -S "\ " file2 file3 file4
1つのファイルの行を1行おきに結合するには、以下のコマンドを用います。
lam -- < file
`@' で示された部分を置換して letter を作成するには、以下のコマンドを用います。
lam -t @ letter changes
規格
lam の機能の一部は、 paste(1) ユーティリティとして、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) が標準化しています。歴史
lam ユーティリティは、 4.2BSD ではじめて登場しました。バグ
lam ユーティリティは、マルチバイト文字を認識しません。August 12, 2004 | FreeBSD |