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FREEBSD-VERSION(1)
FREEBSD-VERSION(1) FreeBSD General Commands Manual FREEBSD-VERSION(1)

名称

freebsd-versionインストールされたシステムのバージョンとパッチレベルを印刷 (表示) する

書式

freebsd-version [ -ku]

解説

freebsd-version ユーティリティは、インストールされたカーネルおよびユーザランドのバージョンとパッチレベルを決定するために最善の努力を行ないます。

次のオプションが利用可能です:

-k
インストールされたカーネルのバージョンとパッチレベルを印刷 (表示) します。 uname(1) と異なり、新しいカーネルがインストールされているが、システムがまだリブートしていないなら、 freebsd-version は、新しいカーネルのバージョンとパッチレベルを印刷 (表示) します。
-u
インストールされたユーザランドのバージョンとパッチレベルを印刷 (表示) します。これらは、構築の間に freebsd-version に決め打ちされます。

-k-u の両方が指定されるなら、 freebsd-version は、カーネルバージョンを最初に印刷 (表示) し、次に、個別の行で、ユーザランドのバージョンを印刷 (表示) します。どちらも指定されないなら、それは、ユーザランドのバージョンのみを印刷 (表示) します。

実装に関する注

freebsd-version ユーティリティは、カーネルそれ自体が最後のパッチによって影響をされなかったなら、カーネルのバージョンを更新しない、 freebsd-update(8) を使用して、最新の状態にしておかれたシステムに含まれる、非常に多くの場合に正確な答えを提供するべきです。

カスタムカーネルの名前 (としたがって位置) を決定するために、 freebsd-version ユーティリティは、“kernel”のデフォルト値の両方で kernelbootfile 変数の定義を検索し、 /boot/defaults/loader.conf/boot/loader.conf を解析する試みます。しかしながら、これらの変数のいずれか、または両方が /boot/loader.rc でのような、非標準の位置で定義されているなら、それは正確なカーネルを見つけるのを失敗するもしれません。

環境変数

ROOT
loader.conf とカーネルを検索するファイルシステムの root へのパス。

使用例

現在、実行しているユーザランドのバージョンを決定するためには、次の通りです:

/bin/freebsd-version -u

使用中の CD を使用して修理されているシステムを検査するためには、次の通りです:

mount -rt ufs /dev/ada0p2 /mnt 
env ROOT=/mnt /mnt/bin/freebsd-version -ku

歴史

freebsd-version コマンドは、 FreeBSD 10.0 で登場しました。

作者

freebsd-version ユーティリティとこのマニュアルページは、 Dag-Erling Smørgrav <des@FreeBSD.org>によって書かれました。
October 5, 2013 FreeBSD