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BASENAME(1)
BASENAME(1) FreeBSD General Commands Manual BASENAME(1)

名称

basename, dirnameパス名のファイル名部分またはディレクトリ部分を返す

書式

basename string [ suffix]

basename [ -a][ -s suffix] string [ ...]

dirname string [ ...]

解説

basename ユーティリティは、(後続するスラッシュを最初に取り除いた後に) string と、与えられるなら、 suffix で表される、最後のスラッシュ‘ /’文字で終わるあらゆる接頭辞を削除します。 suffix は、 string の残りの文字と同一であるなら、取り除かれません。結果のファイル名は、標準出力に書き込まれます。存在しない接尾辞 (suffix) は、無視されます。 -a が指定されるなら、あたかも basename がちょうど 1 つの引数で起動されたかのように、すべての引数は、 string として扱われます。 -s が指定されるなら、 suffix は、その引数として取られ、他のすべての引数は、 string として扱われます。

dirname ユーティリティは、(後続するスラッシュを最初に取り除いた後に) string の終りに最後のスラッシュ‘ /’で始まる、ファイル名の部分を削除し、標準出力に結果を書き込みます。

終了ステータス

The basename and dirname utilities exit 0 on success, and >0 if an error occurs.

使用例

次の行は、シェル変数 FOO/usr/bin に設定します。

FOO=`dirname /usr/bin/trail`

規格

basenamedirname のユーティリティは、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 互換のはずです。
April 18, 1994 FreeBSD