CRUNCHIDE(1) | FreeBSD General Commands Manual | CRUNCHIDE(1) |
名称
crunchide — ともにクランチされるプログラムのために、ld からシンボル名を隠す書式
crunchide | [ -f keep-list-file][ -k keep-symbol][ object-file ...] |
解説
crunchide ユーティリティは、続くリンカ ld(1) の実行によって無視されるように、 object-file のグローバルシンボルを隠します。訳注: クランチされたプログラムは、複数の個別のプログラムをひとつにまとめて単一の実行形式にしたプログラムですが、このとき、シンボルが重複しないように、本質的に不要なシンボルを削除するために使用するものと思われます。いくつかのシンボルは、 -k keep-symbol と -f keep-list-file オプションによって見える状態のままにされます。 keep-list-file は、1 行に 1 つのシンボルで、見える状態にしておくためのシンボルのリストを含んでいなければなりません。 keep-symbol によって、または keep-list-file 中に与えられる名前は、C の名前であるべきです。例えば、C の関数“foo”を見える状態にしておくためには、オプション“-k foo”が使用されるべきです。crunchide ユーティリティは、複数の構成要素のプログラムからクランチされるバイナリを作成するプロセスを自動化する、 crunchgen(1) のための併用プログラムとして設計されています。
作者
crunch ユーティリティは、 <jds@cs.umd.edu>によって書かれました。Copyright (c) 1994 University of Maryland. All Rights Reserved.
<cgd@netbsd.org>は、複数のオブジェクト形式をサポートし、ELF オブジェクトのサポートと ECOFF オブジェクトの認識を追加して、 crunchide を再編成しました。
Copyright (c) 1997
. All Rights Reserved.June 14, 1994 | FreeBSD |