CMP(1) | FreeBSD General Commands Manual | CMP(1) |
名称
cmp — 2 つのファイルを比較する書式
cmp | [ -l | -s | -x][ -hz] file1 file2 [ skip1 [ skip2]] |
解説
cmp ユーティリティは、2つのファイル内容を比較して、その結果を標準出力に出力します。ファイル内容が一致していれば、デフォルトでは、 cmp は、何も表示しません。ファイル内容に違いがあった場合は、最初に違いが見つかった場所の、バイト位置と行番号を出力します。バイト位置と行番号は、1 から数え始めます。
次のオプションが利用可能です:
- -h
- シンボリックリンクをたどりません。
- -l
- 全ての違いに対し、違いのあった場所のファイル先頭からのバイト位置 (10 進数表現) と、各々のファイル中の値 (8 進数表現) を表示します。
- -s
- 何も表示しないようにします。結果は、終了コードにのみ反映されます。
- -x
- -l と似ていますが、16 進数で表示し、ファイルの最初のバイトに対して 0 をインデックスとして使用します。
- -z
- 通常ファイルに対しては、ファイルの大きさをまず比較し、異なる場合には、比較を失敗させます。
file1 と file2, の開始バイト位置を skip1 と skip2 を使って、各々指定して比較することができます。この値は、10 進数表記がデフォルトで、先頭に ``0x'' か ``0'' があると、 16 進数や 8 進数表現と解釈されます。
終了ステータス
cmp ユーティリティは、次の値の 1 つで終了します:- 0
- ファイル内容が一致した。
- 1
- ファイル内容に違いがあったか、どちらかのファイルが先にファイルエンドに達した。後者の場合、 -s オプションが指定されていない場合には、 cmp は、短い方のファイルで (違いが見つかる前に) EOF に到達したことを標準エラー出力に出力します。
- >1
- エラーが起きた。
規格
cmp は、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 互換のはずです。歴史
cmp コマンドは、 Version 1 AT&T UNIX で登場しました。December 19, 2006 | FreeBSD |