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CKDIST(1)
CKDIST(1) FreeBSD General Commands Manual CKDIST(1)

名称

ckdistソフトウェアディストリビューションの検査

書式

ckdist [ -airsx][ -d dir][ -n name][ -t type] file ...

解説

ckdist ユーティリティは、“checksum” (チェックサム) ファイルを読み込みます (このファイルはソフトウェアディストリビューションの構成要素を正確に特定していると仮定しています)。次に、このコマンドは、それぞれの構成ファイルのチェックサムを検証することでディストリビューションが完全なことを証明します。 MD5 (128 ビットの“message digest” (メッセージの要約)) および (32 ビット CRC) チェックサムフォーマットである .inf の両方を利用することができます。

演算項である file は通常ファイルかディレクトリを参照することが許されます。ファイル名が md5 か、拡張子が .md5.inf である通常ファイルは、それぞれの名称が示すタイプのファイルであると想定されます。これら以外の場合には、フォーマットはその内容により決められます。ディレクトリが指定された場合には、そのディレクトリを検索して、適切な名前のファイルだけを探します。

オプションは、次の通りです:

-a
何のエラーが検出されたか、だけでなく、ディストリビューションのすべての構成要素について報告を行います。
-i
ディストリビューションの構成要素で存在しないものは、無視します。
-r
指定されたディレクトリを再帰的に検索します。
-s
アクセス出来ないチェックサムファイルやディレクトリについてのメッセージを抑止します。
-x
ディストリビューションの構成要素が存在していることを検証します。 (そしてまた、 .inf ファイルの場合にはファイルの大きさを検査します)。しかし、実際にチェックサムを計算して比較する、時間のかかる段階は、省略します。
-d dir
ディストリビューションの構成要素をこの dir ディレクトリの中で探します。
-n name
name というファイル名を用いてディストリビューションの構成要素を探します。 .inf 拡張子のファイル構成要素にアクセスするときはファイル名に適切な拡張子を付け加えます。
-t type
すべての指定されたチェックサムファイルは、フォーマットが type であると仮定します。このフォーマットのファイルだけを探して、ディレクトリを検索します。 (このフォーマットの typemd5inf のいずれかです)。

終了ステータス

ckdist ユーティリティは、次の値の 1 つで終了します:
0
エラーは検出されませんでした。
1
エラーは配布で見つけられました。
2
使用法のエラー、アクセスできない入力ファイル、または他のシステムエラーに遭遇しました。

関連項目

cksum(1), md5(1)

ckdistBSD 及び DOS バージョンが、利用できます。
January 20, 1997 FreeBSD