解説
テストプログラムは、このマニュアルページが記述するものである、共通ユーザインタフェースをすべて共有する ATF ライブラリを使用して書かれます。
注:
atf-test-program として知られているバイナリはありません。
このマニュアルページに述べられているものは、atf-c、atf-c++ と atf-sh
バインディングによって公開されたコマンドラインインタフェースです。
最初の概要の形式で、テストプログラムは、提供されたテストケースを実行し、特に指定のない限り、 -r フラグによって、標準出力にその結果を印刷します。状況に応じて、‘:cleanup’よってテストケース名の接尾辞を付けることができます、その場合に、テストケースのクリーンアップルーチンが、テストケースの代わりに実行されます。 atf-test-case(4) を参照してください。テストケースは、 孤立せずに実行され、それで、たぶんカレントディレクトリにファイルを作成し、修正します。コントローラの方法でテストケースを実行するためには、テストケースを実行する好ましい方法である、 atf-run(1) を参照します。利用者は、単にデバッグの目的のために手動によってテストケースを実行するべきです。
2 番目の概要の形式で、テストプログラムは、マシンで解析可能な形式でそれらのメタデータのプロパティと一緒にすべての利用可能なテストケースをリストします。このリストは、与えられたテストプログラムのテストケースを実行する方法を知るために、 atf-run(1) によって処理されます。
次のオプションが利用可能です:
-
-l
-
それらの各々のための簡潔な記述と一緒に利用可能なテストケースをリストします。
-
-r
resfile
-
テストケースの結果を受け取るファイルを指定します。指定されなければ、テストケースは、その結果を stdout (標準出力) に印刷 (表示) します。テストケースの結果が別のプログラムによって解析される必要があるなら、利用者は、結果をファイルにリダイレクトするこのオプションを使用しなければなりません、次に、別のプログラムから結果のファイルを読み込みます。注: 利用者のプログラムが将来壊れるかもしれないので、
テストケースの stdout を処理しようとしないでください。
-
-s
srcdir
-
テストプログラムが位置するディレクトリへのパス。テストプログラムがカレントディレクトリから実行されているときを除いて、これは、すべての場合に必要です。テストプログラムは、あらゆるヘルパ (helper) データファイルまたはユーティリティを位置付けるためにこのパスを使用します。
-
-v
var=value
-
設定変数
var を値
value に設定します。