名称

addftinfo - gtroff で使用するための troff フォントファイルに情報を追加する

書式

addftinfo [ -v ] [ - param value... ] res unitwidth font

解説

addftinfo は、troff フォントファイルを読み込み、groff システムによって使用されるいくつかの付加的なフォントメトリック情報を追加します。追加される情報があるフォントファイルは、標準出力に書き込まれます。追加される情報は、フォントに関するいくつかのパラメータの情報と文字ための従来の troff 名に関する仮定を使用して推測されます。追加された主な情報は、文字の高さと深さです。 res と unitwidth 引数は、DESC ファイルの対応するパラメータと同じであるべきです。 font は、フォントを表現するファイルの名前です。 font が I で終わるなら、フォントは、イタリック体であると仮定されます。

オプション

-v は、バージョン番号を印刷 (表示) します。

他のすべてのオプションは、高さと深さを導き出すために使用されるパラメータの 1 つを変更します。フォントファイル中の既存の数量のように、各 value は、ポイントサイズが unitwidth であるフォントのためのインチ/ res の単位です。 param は、次の 1 つでなければなりません:

x-height

x のようなアセンダ (ascender) のない小文字の高さ。訳注: アセンダとは、基本活字体より上部に突き出す活字で、b、d、l など。

fig-height

図の高さ (数値)。

asc-height

b、d または l のようなアセンダがある文字の高さ。

body-height

括弧のような文字の高さ。

cap-height

A のような大文字の高さ。

comma-depth

コンマの深さ。

desc-depth

p、q または y のようなディセンダ (descender) がある文字の深さ。訳注: ディセンダとは、基本活字体より下部に突き出す活字。

body-depth

括弧のような文字の深さ。

addftinfo は、指定されないパラメータを推測するために指定されたパラメータを使用することを試みません。パラメータが指定されないなら、デフォルトが、使用されます。デフォルトは、Times フォントのための妥当な値があるように選択されます。

関連項目

groff_font(5), groff(1), groff_char(7)