しゅんかしゅうとうりょうりおうこくじょにかえて
「春夏秋冬 料理王国」序にかえて

冒頭文

簡単に言って、料理とは単に舌先だけで味わうものではなく、また弄(もてあそ)ぶものでもない。 耳から、目から、鼻からと、様々な感覚を動員して、「美」と「味」の調和を楽しむものだと思う。 色どり、盛り方、取り合せ、材料の良否と、みな「美」と深い関連性をもって考慮されています。 栄養の効果という点からも「美」は見逃がせない役割を担っています。 「味」のことばかりを言って、その背後にある「美

文字遣い

新字新仮名

初出

「春夏秋冬 料理王国」淡交新社、1960(昭和35)年2月25日

底本

  • 春夏秋冬 料理王国
  • ちくま文庫、筑摩書房
  • 2010(平成22)年1月10日