ゆどうふのやりかた
湯豆腐のやり方

冒頭文

一番最初鍋の中に切れ目のある昆布を敷き、鍋の深さの半分目以上水を入れる。三寸の鍋なら上一寸を余して水を入れ、およそ一寸角くらいに切った豆腐をこわさないようにそっと入れる。杉箸ではさんでそっと入れる。それを火力の強い火の上にかけ、鍋の蓋をしておく。約五分位で、火さえ強ければ、初めてぽっと煮え上がる。その時豆腐を箸でおして見ると軽い弾力ができていて、肴の白子かクリームのようにぽとぽとしていい煮え加減に

文字遣い

新字新仮名

初出

「星岡 28号」星岡窯研究所、1933(昭和8)年3月30日

底本

  • 魯山人著作集 第三巻 料理論集
  • 五月書房
  • 1980(昭和55)年12月30日