オシラしんにかんするにさんのおくせつ |
オシラ神に関する二三の臆説 |
冒頭文
一 はしがき 東北文化の研究については、土俗上、信仰上、見のがすことのできないものの一つにオシラ神がある。オシラ神の事については、ことにこの方面の研究にはなはだ多くの薀蓄(うんちく)を有せられる佐々木喜善君の報告を、本誌創刊号上において紹介するを得たことを光栄とする。たまたまこれと時を同じゅうして、わが郷土研究界の権威なる柳田國男君が、「オシラ神の話」と題する興味深い一文を文藝春秋の九月
文字遣い
新字新仮名
初出
「東北文化研究 第一巻第二~三号」1928(昭和3)年11~12月号
底本
- 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
- 河出書房新社
- 2008(平成20)年1月30日