おんなのかお |
| 女の顔 |
冒頭文
顔の時代変遷 美人絵の顔も時代に依って変遷しますようで、昔の美人は何だか顔の道具が総体伸びやかで少し間の抜けたところもあるようです。先ず歌麿以前はお多福豆のような顔でしたが、それからは細面のマスクになって居ります。然しいずれの世を通じましても、この瓜実(うりざね)というのが一番美人だろうと思います。 顔の中心 美人画の顔で一番何処を力を入れて描くかと申せば猶且眼です。眼付のよいのが一番でして、少
文字遣い
新字新仮名
初出
「京都日出新聞」1905(明治38)年10月8日
底本
- 青帛の仙女
- 同朋舎出版
- 1996(平成8)年4月5日