ふたばていしめいのいっしょう
二葉亭四迷の一生

冒頭文

二葉亭(ふたばてい)の歿後(ぼつご)、坪内(つぼうち)、西本両氏と謀(はか)って故人の語学校時代の友人及び故人と多少の交誼(こうぎ)ある文壇諸名家の追憶または感想を乞(こ)い、集めて一冊として故人の遺霊に手向(たむ)けた。その折諸君のまちまちの憶出(おもいで)を補うために故人の一生の輪廓を描いて巻後に附載したが、草卒の際序述しばしば先後し、かつ故人を追懐する感慨に失して無用の冗句を累(かさ)ね、故

文字遣い

新字新仮名

初出

「二葉亭四迷」1909(明治42)年8月1日号

底本

  • 新編 思い出す人々
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1994(平成6)年2月16日