わかてかぶきへのきたい |
| 若手歌舞妓への期待 |
冒頭文
歌舞妓びとも、殆完全に交替してしまつた。若手と言はれる人たちの輝き出したのは、同慶である。その輝きは、其人たちの遥か背後から照すものが多い。世間は、其為に見に行くのである。かう言つても、役者を軽んじるのではない。悲観するのも早計だし、自負するのも考へが足らぬ。今の役者自身の力だけではないと言ふことだ。 ○最近見て来た演舞場の舞台を例にとつて話して行くのが便利である。「青砥稿花紅彩画(
文字遣い
新字旧仮名
初出
「時事新報」1952(昭和27)年1月14日
底本
- 折口信夫全集 22
- 中央公論社
- 1996(平成8)年12月10日