にほんげいのうしろっこう
日本芸能史六講

冒頭文

第一講 日本芸能史といふこの課題の目的に答へることが出来るか、どうか訣りません。或は雑駁なお話になるかも知れません。最初に芸能とはどういふ意味であるか、といふことに就て、私らの見るところを申上げたいと思ひます。大体「語」といふものは、実感をもつて使つてゐる間は、定義によつて、動いてゐるものではありません。使つてゐる間に語が分化して来て、そこで始めて、定義づけてみようといふ試みが行はれるのであります

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本13頁冒頭から34頁3行目まで「舞踊芸術 第八巻第十一号」1942(昭和17)年11月発行、<br> 34頁6行目から45頁3行目まで「舞踊芸術 第八巻第十二号」1942(昭和17)年12月発行、<br> 45頁6行目から54頁12行目まで「舞踊芸術 第九巻第一号」1943(昭和18)年1月発行、<br> 54頁13行目から64頁3行目まで「舞踊芸術 第九巻第二号」1943(昭和18)年2月発行、<br> 64頁4行目から72頁8行目「が出来てゐたでせう。」まで「舞踊芸術 第九巻第三号」1943(昭和18)年3月発行、<br> 72頁8行目「私共は、」から77頁最後まで「舞踊芸術 第九巻第四号」1943(昭和18)年4月発行、<br> 三味線唄の発想を辿る「短歌研究 第七巻第二号」1938(昭和13)年2月発行

底本

  • 折口信夫全集 21
  • 中央公論社
  • 1996(平成8)年11月10日