たかがりとあやつりしばいと
鷹狩りと操り芝居と

冒頭文

今度計画せられた此書物は、類変りの随筆集といふだけに、識り合ひの方がたが、どんな計画で、思ひもかけぬ事を書かうとして居られるかといふ事が、かうして居る今でもまざ〳〵と胸に泛んで来る。多分皆さんが、専門違ひの変つた通の話を、試みられるらしく思はれる。これが、本屋の番頭さんが見えての話である。だからといふ訣ではないが、私も少々変つた話を申し上げたい。鷹に関係した書物、並びに鷹百首といつた類の書き物は、

文字遣い

新字旧仮名

初出

「国文学者一夕話」六文館、1932(昭和7)年7月

底本

  • 折口信夫全集 21
  • 中央公論社
  • 1996(平成8)年11月10日