かんしゃすべきしんとうきょうねんちゅうぎょうじ ――だいよんかいきょうどぶとうとみんようのかい・ひはん――
感謝すべき新東京年中行事 ――第四回郷土舞踊と民謡の会・批判――

冒頭文

大体の感想は、日本青年館での合評会で申し述べたから、其機関雑誌「青年」に載る事と思ふ。其を御参照願へれば結構である。たゞ爰では、熱心な傍観者が、日本国中の手のとゞく限りの民俗芸術を、真の意味に於て自分の実証的態度を鍛錬する気組みで見て歩いた、さういつた態度を離さないで、今度も見せて貰つた其感想を記録して置きたいと思ふのである。 まづ演出に対して 日本青年館の此事業に対する毎年の苦労と言ふものは実に

文字遣い

新字旧仮名

初出

「民俗芸術 第二巻第六号」1929(昭和4)年6月

底本

  • 折口信夫全集 21
  • 中央公論社
  • 1996(平成8)年11月10日