かぐら(そのに)
神楽(その二)

冒頭文

日本の神道に、最重大な意味をもつてゐる呪法の鎮魂法が芸能化した第一歩が神楽だと思ひますから、どうしても、日本の芸能史に於ては此を第一に挙げるべきでせう。その点であんたが此の問題に第一指を触れられたのは見識があつたと思ひます。あんた自身もさうでせう、一緒にやつて来た私もつく〴〵感ずることですが、すべての芸能に対してもさうだつたやうに、殊に神楽では、我々の考へが幾度変つたか訣りません。其中でも神楽の起

文字遣い

新字旧仮名

初出

「神楽歌研究」畝傍書房、1941(昭和16)年5月

底本

  • 折口信夫全集 21
  • 中央公論社
  • 1996(平成8)年11月10日