たんていぶんだんちょうかん
探偵文壇鳥瞰

冒頭文

一 創作探偵小説は本年度に至って活気を呈し、読物文芸的大方の雑誌は競って夫(そ)れを載せたようです。「新青年」や「探偵文芸」や、乃至(ないし)は「探偵趣味」などは、それの専門の雑誌だけに、創作探偵小説を、満載したのは当然としても「苦楽」「現代」「サンデー毎日」「大衆文芸」「講談倶楽部」これらの雑誌が多くの頁を、そのために裂いたということは、可成(かな)り目立った傾向でした。さて又一方著書の方から言

文字遣い

新字新仮名

初出

「新青年」1926(大正15)年12月

底本

  • 国枝史郎探偵小説全集 全一巻
  • 作品社
  • 2005(平成17)年9月15日