よりいしがみろんけいかく
漂著石神論計画

冒頭文

1 柳田先生の民俗学的研究上、一大体系をなす石信仰。今新な回顧の時に達した。 2 諸国海岸に、古代より神像石(カムカタイシ)の存在した事実。 3 神像石の種類。 a 定期或は、臨時に出現するもの。         ┌イ、海岸。 b 常在するもの┤ロ、海岸から稍隔つた地。         └ハ、海中の島又は、岩礁。 4 神像石の様態。 a 唯の石であるもの。 b 神の姿を、想見せし

文字遣い

新字旧仮名

初出

「民俗学 第一巻第一号」1929(昭和4)年7月

底本

  • 折口信夫全集 3
  • 中央公論社
  • 1995(平成7)年4月10日