やせがまんのせつ 02 やせがまんのせつ
瘠我慢の説 02 瘠我慢の説

冒頭文

立国(りっこく)は私(わたくし)なり、公(おおやけ)に非(あら)ざるなり。地球面の人類、その数億のみならず、山海(さんかい)天然(てんねん)の境界(きょうかい)に隔(へだ)てられて、各処(かくしょ)に群を成し各処に相分(あいわか)るるは止むを得ずといえども、各処におのおの衣食の富源(ふげん)あれば、これによりて生活を遂(と)ぐべし。また或は各地の固有に有余(ゆうよ)不足(ふそく)あらんには互にこれ

文字遣い

新字新仮名

初出

「時事新報」1901(明治34)年1月1日

底本

  • 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1985(昭和60)年3月10日