めいじかいか あんごとりもの 01 どくしゃへのこうじょう |
| 明治開化 安吾捕物 01 読者への口上 |
冒頭文
この捕物帖はたいがい五段からできています。第一段は虎之介が海舟を訪ねて事件の説明にかかること。(但し、この段は省くことがある。)第二段は事件の説明。第三段は海舟が推理のこと。第四段は新十郎が犯人を見つけだすこと。第五段は海舟が負け惜しみを云うこと。以上のうち第二段がほぼ全体の六分の五をしめ、全部が六十枚なら、この段に五十枚、他は全部を合せても十枚ぐらいで、これが解決です。 捕物帖のことですから
文字遣い
新字新仮名
初出
「小説新潮 第五巻第一号」1951(昭和26)年1月1日
底本
- 坂口安吾全集 10
- 筑摩書房
- 1998(平成10)年11月20日