たかみくら
高御座

冒頭文

一 明神御宇日本天皇詔書……云々咸聞。 二 明神御宇天皇詔旨……云々咸聞。 三 明神御大八洲天皇詔旨……云々咸聞。 四 天皇詔旨……云々咸聞。 五 詔旨……云々咸聞。 此は、令に見えた詔書式である。一・二は、蕃国の使に宣する場合の大事・次事によつて分けられた形式である。等しく、此詞を、開口として、宣り下されるものであつた。三・四・五の三つは、国内の事に関する大事・中事・小事を宣り別け

文字遣い

新字旧仮名

初出

「国学院雑誌 第三十四巻第三号」1928(昭和3)年3月

底本

  • 折口信夫全集 2
  • 中央公論社
  • 1995(平成7)年3月10日