PPPDUMP(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
PPPDUMP(8) |
名前
pppdump - PPP 記録ファイルを人が読める形式に変換する
書式
pppdump [
-h |
-p [
-d ]] [
-r ] [
-m mru
] [
file ... ]
説明
pppdump ユーティリティは
pppd の
record オプションを使用して書かれたファイルを、人が読める形式に変換する。ひとつもしくはそれ以上のファイル名が指定された場合
pppdump は順番にそれぞれのファイルを読み込む;ファイル名が指定されなかった場合は、標準入力から読み込みを行う。いずれの場合も、結果は標準出力に出力される。
オプションは以下の通りである:
-
-h
-
送受信されたバイトを 16 進数で印刷する。このオプションも
-p オプションも指定されない場合、バイトは文字そのものとして印字される。このとき、印字できない文字や非アスキー文字はエスケープシーケンスとして印字される。
-
-p
-
async HDLC 構成およびエスケープキャラクタを解釈し、非同期の HDLC フレーミングとエスケープキャラクタを解釈し、各パケットの FCS (frame check sequence) をチェックして、PPP パケットに格納されて送受信されたバイトを収集する。パケットは、16 進数と文字の両形式印字される。(印字できない文字は、`.'として印字される)
-
-d
-
-p オプションと一緒に使用し、
pppdump に BSD 方式で圧縮されたパケットの解凍を行うように指示する。
-
-r
-
方向の解釈を反転する。その結果、受信したバイトまたはパケットに対して `sent' と表示され、送信したバイトまたはパケットに対して `rcvd' と表示される。
-
-m mru
-
(
-p オプションとともに使用し) 長さを超過した PPP パケットをチェックする場合、リンクの両方向の MRU (最大受信単位)として
mru を使用する。
関連項目
pppd(8)