PLIPCONFIG(8) | PLIPCONFIG(8) |
名前
plipconfig - PLIP デバイスのパラメータを微調整する書式
plipconfig interface説明
plipconfig は、 PLIP 制御のタイミングパラメータのデフォルト値を変更することによって、 PLIP の性能を (できれば) 改善するために用いられる。結果はパラレルポートのハードウェア・ケーブル・PLIP 接続両端の各マシンにおける CPU 速度などに依存する。interface 引数をひとつだけ与えると、 plipconfig はそのインターフェースの状態を表示して終了する。その他の場合は、そのオプションを設定しようと試みる。
オプション
- nibble NN
- nibble wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。デフォルトは 3000。
- trigger NN
- trigger wait の値を設定する (マイクロ秒単位)。デフォルトは 500。
デフォルトの値から小さくすることによって、 PLIP の速度が改善されることがある。ただし小さくしすぎると CPU の負荷が大きくなり、割り込みに対する反応時間が遅くなり、シリアルポートが文字を取りこぼしたり、 PLIP パケットを取りこぼしたりする原因になる。 plip の MTU を変更することによっても PLIP の速度は変化する。
注意
なんの反応もないときは、まず間違いなく IRQ の設定が正しくない。 ifconfig を用いて正しく設定する必要がある。デフォルトのパラメータが速すぎるような場合もありうる。例えば非常に長いケーブルを使っているような場合などである。パラレルポートは長いケーブル接続ができるようには規格化・設計されていないので、このような状況にはならないようにすべきである。関連項目
ifconfig(8)バグ
ない。著者
John Paul Morrison, <jmorriso@bogomips.ee.ubc.ca>, <ve7jpm@ve7jpm.ampr.org>17 February 1995 |