MAKEWHATIS(8) | FreeBSD System Manager's Manual | MAKEWHATIS(8) |
名前
makewhatis - whatis データベースを生成する書式
makewhatis [-u] [-v] [-s sections ] [-w] [ manpath ] [-c [ catpath ]]説明
makewhatis は manpath 中の sections にある全てのマニュアルページや、 catpath 中の sections にある全ての整形済みページを読み込む。それぞれのページに対し、 makewhatis は一行の情報を whatis データベースに書き込む。各行にはページの名前と簡単な説明が、ダッシュ (-) で区切られたかたちで記述される。説明はマニュアルページの NAME (名前・名称) セクションの内容から抽出される。言語によって NAME セクションの見出しに使う用語が異なっている。そこで makewhatis は英語の NAME に相当する、チェコ語、イタリア語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の単語を認識するようになっている。 ( 訳注: JM にある日本語パッチを当てた makewhatis は、日本語のタイトルに対応しています。)
manpath 引数が指定されなければ、デフォルトの /usr/man を用いる。
オプション
- -u
- データベースを新しいページの情報で更新する。
- -v
- 饒舌な出力をする。
- -w
- manpath を `man --path` で得られる値にする。
- -s sections
- manpath または catpath の sections を見る。このオプションを省略すると、MANSECT 環境変数が用いられる。 MANSECT 環境変数も設定されていない場合は、man.conf にある MANSECT の設定が用いられる。
- -c catpath
- catpath に置かれた整形済みのマニュアルページをスキャンする。このオプションの引数を省略すると、 /usr/man/preformat と /usr/man のうち、存在する最初のディレクトリを引数に指定したとみなされる。
例
/usr/X11R6/man/whatis と /usr/local/man/whatis だけを再構築する。- makewhatis /usr/X11R6/man /usr/local/man
フィンランド語、フランス語、イタリア語の翻訳を含め、全てのデータベースを再構築する。
- LANGUAGE=fi:fr:it makewhatis -w
バグ
makewhatis は、マニュアルページが、 Tcl/Tk のそれのように、標準的ではない troff マクロで記述されていると、そうしたページをあまり上手に処理できないかもしれない。makewhatis は翻訳版の整形済みページを処理できない。
作者
man パッケージの原作者は John W. Eaton である。 Zeyd M. Ben-Halim が man 1.2 をリリースし、引き続いて Andries Brouwer が versions 1.3 から 1.5p までをリリースした。現在のメンテナーは Federico Lucifredi <flucifredi@acm.org>である。関連項目
apropos(1), man(1), whatis(1)September 19, 2005 |