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DM(8)
DM(8) FreeBSD System Manager's Manual DM(8)

名称

dmダンジョンマスタ

書式

ln -s dm game

解説

dm はゲームプレイを統制するプログラムです。ユーザは、プレイしたいゲームの名前で dm を起動することになります。それには、 /usr/games 中の統制対象となるゲームの名前すべてで dm へのシンボリックリンクをつくります。これらのゲームのバイナリ本体は、“隠された”ディレクトリ /usr/games/hide に置かなくてはなりません。このディレクトリは dm プログラムのみアクセス可能となっているでしょう。 dm は要求されたゲームを使用可能か判定し、もし使用可能ならば実行します。ファイル /etc/dm.conf がどのゲームを実行可能かどうかを制御します。

ファイル /etc/nogames を使用すると、ゲームプレイを“禁止”します。このファイルが存在すると、ゲームプレイを許しません;ゲームをしようとしたユーザに対して、このファイルの内容を表示します。

関連ファイル

/etc/dm.conf
設定ファイル
/etc/nogames
ゲームプレイを禁止
/usr/games/hide
``実際の'' バイナリを保持するディレクトリ
/var/log/games.log
ゲームをログするファイル

関連項目

dm.conf(5)

バグ

dm が“games”に setuid されたゲームを走らせることで、問題が 2 つ出てきます。第 1 に、 UNIX コマンドの実行をユーザに許すゲームは、コマンド実行前に実/実効ユーザ ID 両方を適切に設定しなければならないことです。おそらくより重要なことは、 dm を“games”以外に setuid してはならないことです。これを守っておけば、ゲームを不正に利用されたとしても、せいぜいユーザが自由にゲームをできるようになるだけです。第 2 は、それまで setuid させて走らせずに済んでいたゲームで、ユーザファイルにアクセスするものは、修正しなければならないかもしれないことです。

歴史

dm コマンドは 4.3BSD-Tahoe から登場しました。
May 31, 1993 FreeBSD