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CONSOLE_IOCTL(4)
CONSOLE_IOCTL(4) Linux Programmer's Manual CONSOLE_IOCTL(4)

名前

console_ioctl -コンソール端末と仮想コンソールの ioctl

説明

次のような Linux 固有の ioctl(2) がサポートされている。それぞれ3番目の引数が必要である、ここでは argp とする。
KDGETLED
LED の状態を取得する。 argpchar のポインターである。 *argp の下位 3 ビットに以下のように LED の状態がセットされる。
 

LED_CAP 0x04 キャピタルロックが点灯
LEC_NUM 0x02 ナンバーロックが点灯
LED_SCR 0x01 スクロールロックが点灯
KDSETLED
LEDを点灯させる。LEDは argp の下位 3 ビットに従い点灯される。しかし、より高位のビットがセットされている時には、キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックのキーボード機能の状態を表示する LED は通常状態に戻る。

カーネル 1.1.54 以前は、LED はそれぞれのキーボードフラグの状態を反映するだけで、KDGETLED/KDSETLED もキーボードフラグを変更するだけであった。カーネルl 1.1.54 からは LED に任意の表示をする事ができるようになったが、デフォルトではキーボードフラグを表示する。次に示す 2 つの ioctl はキーボードフラグにアクセスするのに用いられる。

KDGKBLED
キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示ではなく)キーボードフラグを得る。 argp はフラグの状態がセットされる文字変数を指す。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットが現在のフラグの状態を示し、 (0x70)でマスクして得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態を示す。(カーネル 1.1.54以降)
KDSKBLED
キャピタルロック、ナンバーロック、スクロールロックの(LED の表示ではなく) キーボードフラグをセットする。 argp がセットしたいフラグである。 (0x7)でマスクして得られる下位 3 ビットがフラグの状態で、(0x70)でマスクして得られる次の 3 ビットがデフォルトのフラグの状態である。(カーネル 1.1.54以降)
KDGKBTYPE
キーボードの種類を得る。これは値 0x02 と定義されている KB_101を返す。
KDADDIO
I/Oポートを有効な物として加える。これは ioperm(arg,1,1) と等価である。
KDDELIO
I/Oポートを有効な物から外す。これは ioperm(arg,1,0) と等価である。
KDENABIO
ビデオボードへの I/O を可能にする。これは ioperm(0x3b4, 0x3df-0x3b4+1, 1) と等価である。
KDDISABIO
ビデオボードへの I/O を不可能にする。これは ioperm(0x3b4, 0x3df-0x3b4+1, 0) と等価である。
KDSETMODE
テキスト/グラフィクスモードを設定する。 argp は次のうちのどれか:
 

KD_TEXT 0x00
KD_GRAPHICS 0x01
KDGETMODE
テキスト/グラフィクスモードを取得する。 argp が指す long 型変数に上述の値のどちらかがセットされる。
KDMKTONE
指定された長さのトーンを発生する。 argp の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位にして周期を指定し、上位 16 ビットが msec の単位で表した、(トーンを発生させる)時間を指定する。トーンを発生させる時間がゼロのときは、サウンドはオフになる。制御は直ちに戻る。例えば、 argp = (125<<16) + 0x637 とすれば、通常 ctrl-G を押した時に発生する音になる。 (カーネル 0.99pl1 以降;この機能はカーネル 2.1.49 から 2.1.50 ではバグのため動作しない)
KIOCSOUND
音の発生の開始や停止を行う。 argp の下位 16 ビットはクロックサイクルを単位として周期を示す。 (つまり argp = 1193180/周波数)。 argp = 0 の場合、サウンドはオフになる。どちらの場合でも、ただちに制御は戻る。
GIO_CMAP
現在のデフォルトのカラーマップをカーネルより取得する。
PIO_CMAP
デフォルトのテキストモードのカラーマップを変更する。 argp が指す 48 バイトの配列中には、16 の可能なスクリーンの色を、赤、緑、青の順に 0 をオフ、255を最大強度とした値として納める。デフォルトの色は順に、黒、濃い赤、濃い緑、茶、濃い青、濃い紫、濃いシアン、明るい灰色、濃い灰色、明るい赤、明るい緑、黄、明るい青、明るい紫、明るいシアン、白である。(カーネル 1.3.3以降)
GIO_FONT
拡張された形式で 256 文字のスクリーンフォントを得る。 argp は 8192 バイトの配列を指す。現在ロードされているフォントが 512 文字のフォントであるか、コンソールがテキストモードでない時には失敗し EINVAL のエラーコードを返す。
GIO_FONTX
スクリーンフォントとそれに関連した情報を取得する。 argp は構造体 consolefontdesc ( PIO_FONTX を参照のこと)を指す。関数呼び出しのときには、 charcount には、 chardata が指すバッファにおさまる最大の文字数をセットしなければならない。関数呼び出しから戻った時には charcountcharheight には、現在ロードされているフォントの該当するデータが収められている。配列 chardata には、最初に charcount にいれた値によってフォントを収めるのに十分なスペースがあるとわかればフォントデータが収められる。そうでない時には、バッファは変更されず、 errnoENOMEM がセットされる(カーネル 1.3.1 以降)。
PIO_FONT
256 文字のフォントをセットする。EGA/VGA キャラクタージェネレーター (character generator) にフォントをロードする。 argp は、8192 バイト(一文字 32 バイト)のマップを指す。マップのうち、最初の N のみが 8x N のフォントのために用いられる(0 < N <= 32)。この呼び出しをすると Unicode のマッピングが無効になる。
PIO_FONTX
スクリーンフォントと、それに関連するレンダリング情報をセットする。 argp は、以下の構造体を指す。
 


struct consolefontdesc {
unsigned short charcount; /* フォントの文字数
(256 または 512) */
unsigned short charheight; /* 一文字の走査線の数
(1-32) */
char *chardata; /* 展開されたフォントデータ */
};

 
必要ならスクリーンは適当にサイズ変更され、 SIGWINCH が適切なプロセスに送られる。このコールにより Unicode のマッピングが無効になる。
PIO_FONTRESET
スクリーンフォント、サイズ、 Unicode マッピングをブート時のデフォルト値にリセットする。 argp は用いられないが、将来のバージョンの Linux との互換性を保つために NULL にセットすべきである。
GIO_SCRNMAP
スクリーンマッピングをカーネルより取得する。 argp はサイズ E_TABSZ の領域を指す。その領域には各キャラクターを表示するのに用いられるフォントの位置がロードされている。この呼び出しは現在ロードされているフォントが 256 文字よりも多い時には無意味な情報を返す事が多い。
GIO_UNISCRNMAP
フル Unicode スクリーンマッピングをカーネルより取得する。 argp はサイズ E_TABSZ*sizeof(unsigned short) の領域を指す。その領域には各キャラクターを示す Unicode がロードされている。 U+F000 に始まる Unicode の特別な集合は、「フォント直接な(direct to font)」マッピングを示すのに用いられる(カーネル 1.3.1 以降)。
PIO_SCRNMAP
「ユーザー定義可能な(user definable)」(4番目の)テーブルをカーネルにロードする。そのテーブルは各バイトをスクリーンシンボルにマッピングする。 argp はサイズE_TABSZの領域を指す。
PIO_UNISCRNMAP
「ユーザー定義可能な」(4番目の)テーブルをカーネルにロードする。そのテーブルは各バイトをユニコードにマッピングし、その後、現在ロードされているユニコードからフォントへのマップに従いスクリーンシンボルに変換される。 U+F000 に始まるユニコードは直接フォントシンボルにマッピングするのに使える(カーネル 1.3.1 以降)
GIO_UNIMAP
Unicode からフォントへのマッピングをカーネルから取得する。 argp は、
 


struct unimapdesc {
unsigned short entry_ct;
struct unipair *entries;
};

 
という構造体を指す。ここで entries は以下の構造体の配列へのポインターである。
 


struct unipair {
unsigned short unicode;
unsigned short fontpos;
};

 
(カーネル 1.1.92 以降)
PIO_UNIMAP
Unicode からフォントへのマッピングをカーネルにセットする。 argp は構造体 struct unimapdesc へのポインターである。 (カーネル 1.1.92 以降)
PIO_UNIMAPCLR
テーブルをクリアし、その事をハシュアルゴリズムに伝える。 argp
 


struct unimapinit {
unsigned short advised_hashsize; /* 0 if no opinion */
unsigned short advised_hashstep; /* 0 if no opinion */
unsigned short advised_hashlevel; /* 0 if no opinion */
};

 
(カーネル 1.1.92 以降)
KDGKBMODE
現在のキーボードモードを取得する。 argp の指す long 型変数が、次のうちのどれかに設定される。
 

K_RAW 0x00
K_XLATE 0x01
K_MEDIUMRAW 0x02
K_UNICODE 0x03
KDSKBMODE
現在のキーボードモードを設定する。 argp は上記の値のうちのどれかに等しい long にする。
KDGKBMETA
メタキーハンドリングモード(meta key handling mode)を取得する。 argp が指す long 型変数は、次のうちのどれかに設定される。
 

K_METABIT 0x03 set high order bit
K_ESCPREFIX 0x04 escape prefix
KDSKBMETA
メタキーハンドリングモードを設定する。 argp は上記の値のどれかに等しい long にする。
KDGKBENT
キーコードをアクションコードに変換するキー変換表のエントリーの一つを取得する。 argp は、
 


struct kbentry {
unsigned char kb_table;
unsigned char kb_index;
unsigned short kb_value;
};

 
へのポインターである。最初の2つの要素、 kb_table には選択するキーテーブル (0 <= kb_table < MAX_NR_KEYMAPS)、 kb_index にはキーコード(0 <= kb_index < NR_KEYS)を設定する。 kb_value は対応するアクションコード、または、そのようなキーがないときには K_HOLE、 kb_table が無効な時には K_NOSUCHMAP に設定される。
KDSKBENT
変換テーブルのエントリーの一つを設定する。 argp は構造体 struct kbentry へのポインターである。
KDGKBSENT
ファンクションキーの文字列を取得する。 argp は以下の構造体へのポインターである。
 


struct kbsentry {
unsigned char kb_func;
unsigned char kb_string[512];
};

 
kb_func 番目のファンクションキーのアクションコードに対応する (NULL で終端された) 文字列が kb_string に設定される。
KDSKBSENT
ファンクションキーの文字列のエントリーを設定する。 argp は、構造体 struct kbsentry へのポインターである。
KDGKBDIACR
カーネルのアクセントテーブル(accent table)を読み込む。 argpは、次の構造体へのポインターである。
 


struct kbdiacrs {
unsigned int kb_cnt;
struct kbdiacr kbdiacr[256];
};

 
ここで、 kb_cnt は配列中のエントリーの個数で、個々のエントリーは以下の構造体である。
 


struct kbdiacr {
unsigned char diacr;
unsigned char base;
unsigned char result;
};

KDGETKEYCODE
カーネルの(スキャンコードからキーコードへ変換する)キーコードテーブルエントリーを読み込む。 argp は、
 


struct kbkeycode {
unsigned int scancode;
unsigned int keycode;
};

 
へのポインターである。 keycode は、 scancode に対応した値に設定される。(ただし、89 <= scancode <= 255 のみについて。1 <= scancode <= 88 では keycode == scancode である。) (カーネル 1.1.63 以降)
KDSETKEYCODE
カーネルのキーコードテーブルエントリーを書き込む。 argp は構造体 struct kbkeycode へのポインターである。 (カーネル 1.1.63 以降)
KDSIGACCEPT
この関数呼び出しは、特別な組合せでキーを押した時に発生するシグナル argp (1 <= argp <= NSIG) を進んで受け付けるかどうかを示す。 (linux/drivers/char/keyboard.c の Spawn_console() を見よ。)
VT_OPENQRY
最初の空いている(まだオープンされていない)コンソールを返す。 argp の指す int 型の整数には、vt の番号がセットされる (1 <= *argp <= MAX_NR_CONSOLES)。
VT_GETMODE
アクティブな vt のモードを取得する。 argpは、
 


struct vt_mode {
char mode; /* vt mode */
char waitv; /* if set, hang on writes if not active */
short relsig; /* signal to raise on release req */
short acqsig; /* signal to raise on acquisition */
short frsig; /* unused (set to 0) */
};

 
という構造体を指すポインタであり、アクティブな vt のモードがセットされる。 mode は次のどれかに設定される:
 

VT_AUTO 自動vt切替え
VT_PROCESS プロセスコントロール切替え
VT_ACKACQ アクノリッジ切替え
VT_SETMODE
アクティブな vt のモードを設定する。 argp は構造体 struct vt_mode へのポインターである。
VT_GETSTATE
グローバルな vt の状態の情報を取得する。 argpは、
 


struct vt_stat {
unsigned short v_active; /* active vt */
unsigned short v_signal; /* signal to send */
unsigned short v_state; /* vt bit mask */
};

 
へのポインターである。使用されているそれぞれの vt につき v_state の対応するビットがセットされる。 (カーネルl 1.0 から 1.1.92 まで)
VT_RELDISP
ディスプレーを解放する。
VT_ACTIVATE
argp (1 <= argp <= MAX_NR_CONSOLES)の vt に切替える。
VT_WAITACTIVE
argpの vt がアクティブになるまで待つ。
VT_DISALLOCATE
argp の vt に結びつけられたメモリーを解放する。 (カーネル 1.1.54 以降)
VT_RESIZE
カーネルが認識するスクリーンサイズを設定する。 argp は、
 


struct vt_sizes {
unsigned short v_rows; /* # rows */
unsigned short v_cols; /* # columns */
unsigned short v_scrollsize; /* no longer used */
};

 
へのポインターである。これはビデオモードを変更しない事に注意。 resizecons(8) を見よ(カーネル 1.1.54 以降)。
VT_RESIZEX
カーネルが認識する各種のスクリーンパラメータを設定する。 argp は、以下の構造体へのポインターである。
 


struct vt_consize {
unsigned short v_rows; /* number of rows */
unsigned short v_cols; /* number of columns */
unsigned short v_vlin; /* number of pixel rows
on screen */
unsigned short v_clin; /* number of pixel rows
per character */
unsigned short v_vcol; /* number of pixel columns
on screen */
unsigned short v_ccol; /* number of pixel columns
per character */
};

 
パラメータはゼロであってもよい。そのときは「変更しないこと」を意味するが、複数のパラメータが設定された時にはそれらの間で矛盾がないようにしなければならない。この関数呼び出しによってもビデオモードは変更されない事に注意。 resizecons(8) を参照の事(カーネル 1.3.3 以降)。

以下の ioctl がどのように動作をするかは、 argp が指す構造体の最初のバイト(ここでは subcode と呼ぶ)に依存する。これらの呼出しは、スーパーユーザーか現在の端末のオーナにのみ許される。

TIOCLINUX, subcode=0
スクリーンをダンプ(dump)するカーネル 1.1.92 以降でなくなった(1.1.92 以降では、代わりに /dev/vcsN または /dev/vcsaN より読み込む)。
TIOCLINUX, subcode=1
タスク情報を取得する。カーネル 1.1.92 でなくなった。
TIOCLINUX, subcode=2
選択を設定する。 argp が指すのは、


struct {
char subcode;
short xs, ys, xe, ye;
short sel_mode;
}



であり、ここで xsys は始めの桁と行で、 xeye は終りの桁と行である。 (左上の隅が桁=行=1 ) sel_mode は 0 が文字毎の選択で、1は語毎の選択、2は行毎の選択を意味する。示されたスクリーン上の文字はハイライト表示され devices/char/console.c の静的配列 sel_buffer に保存される。

TIOCLINUX, subcode=3
選択したものをペーストする。選択バッファ中の文字が fd に書き出される。
TIOCLINUX, subcode=4
スクリーンをアンブランク(unblank)する。
TIOCLINUX, subcode=5
語毎の選択のための「語」中の文字を規定している 256 ビットのルックアップテーブルの内容を設定する(カーネル 1.1.32 以降)。
TIOCLINUX, subcode=6
argp は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 shift_stateの値に設定される(カーネル 1.1.32 以降)。
TIOCLINUX, subcode=7
argp は文字変数を指すポインタで、その内容がカーネル変数 report_mouse の値に設定される(カーネル 1.1.33 以降)。
TIOCLINUX, subcode=8
スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組をダンプする (カーネル 1.1.67 から 1.1.91までのみ。カーネル 1.1.92 以降では /dev/vcsa*より読み込む)。
TIOCLINUX, subcode=9
スクリーン幅、スクリーン高さ、カーソル位置、全ての文字属性の組を復元する (カーネル 1.1.67 から 1.1.91 までのみ。カーネル 1.1.92 以降では /dev/vcsa* に書き込む)。
TIOCLINUX, subcode=10
新世代モニターのパワーセーブ機能を制御する。 VESA スクリーンブランキングモードが argp[1]に設定される。その値はスクリーンブランキングがどのように行われるかを示す。以下がその値である。
 

0: スクリーンブランキングなし。
 

1:現在のビデオアダプターレジスタが保存されたあと、コントローラは垂直同期パルスをオフにするようプログラムされる。これによりモニターは「スタンバイ」モードにはいる。モニターに Off_Mode タイマが備わっておれば、最終的にはモニターが自分で電源を落す。
 

2:現在の設定を保存した後、垂直、水平同期パルスがオフになる。これによりモニターは「オフ」モードになる。モニターに Off_Mode タイマーがない時、または、blank_timer がタイムアウトしたらすぐにモニターの電源を落したいときにこの選択肢を選ぶ。 (注意:頻繁にモニターの電源を切るとモニターを痛める。)
 
(カーネル 1.1.76 以降)

返り値

成功時には 0 が返される。エラーに対しては-1 が返され、 errno が設定される。

エラー

errno は次のような値をとる:
EBADF
ファイルディスクリプタが無効。
ENOTTY
ファイルディスクリプタがキャラクタ・スペシャルデバイスと関連付けられていない。または、要求されたものがそれに当てはまらない。
EINVAL
ファイルディスクリプタまたは argp が無効。
EPERM
権限が不十分。

注意

警告: このマニュアルページを Linux のコンソール ioctl を文書化したものと思わない事。これは、興味がある人がソースを読むことの代わりになるように用意した物である。 ioctl は文書化されない Linux の内部機能であって、警告なしに変更されることがある。 (そして、このページはカーネル 1.1.94 のときの状況を記述した物で、それは以前のバージョンと比べれば、多くの違いがある)
 
ioctl はカーネルと、ある特定のよく知られたプログラムとの情報交換のために導入される事が非常に多い(fdisk, hdparm, setserial,tunelp, loadkeys, selection, setfont など)。そのため ioctl の動作は、その特定のプログラムが必要とした時には変更になる。
 
これらの ioctl を使ったプログラムは他のバージョンの UNIX との互換性がないし、古いバージョンの Linux では、走らない。さらに将来のバージョンの Linux では走らなくなるかも知れない。
 
POSIX 機能を使いなさい。

関連項目

dumpkeys(1), kbd_mode(1), loadkeys(1), mknod(1), setleds(1), setmetamode(1), execve(2), fcntl(2), ioperm(2), termios(3), console(4), console_codes(4), mt(4), sd(4), tty(4), tty_ioctl(4), ttyS(4), vcs(4), vcsa(4), charsets(7), mapscrn(8), resizecons(8), setfont(8)
 
/usr/include/linux/kd.h, /usr/include/linux/vt.h

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2009-02-28 Linux