SIGNBIT(3) | Linux Programmer's Manual | SIGNBIT(3) |
名前
signbit -浮動小数点実数の符号 (sign) を調べる書式
#include <math.h>glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
_XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L;
or
cc -std=c99
説明
signbit() は、あらゆる種類の浮動小数点実数に対して適用可能な汎用的なマクロである。 x の値の符号ビットがセットされている場合、非 0 の値を返す。このマクロは x < 0.0 と全く同じではない。なぜなら、IEEE 754 の浮動小数点表現では 0 も符号を持つからである。 -0.0 < 0.0 という比較結果は偽 (false) だが、 signbit (-0.0) は非 0 の値を返す。
NaN と無限大には符号ビットがある。
返り値
signbit() マクロは x の符号が負の場合 0 以外を返し、そうでない場合 0 を返す。エラー
エラーは発生しない。準拠
C99, POSIX.1-2001. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE 854 では付録で推奨関数として定義されている)。関連項目
copysign(3)この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2010-09-20 | GNU |