SETENV(3) | Linux Programmer's Manual | SETENV(3) |
名前
setenv -環境変数を変更または追加する書式
#include <stdlib.h>
int setenv(const char * name , const char * value , int overwrite );
int unsetenv(const char * name );
glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
_BSD_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L || _XOPEN_SOURCE >= 600
説明
setenv() 関数は、 name が存在しない場合環境変数 name に値 value を設定し、環境に追加する。 name が環境に存在する場合、 overwrite が 0 以外ならばその値を value に変更し、 overwrite が 0 ならば name の値を変更しない。この関数は、 ( putenv(3) と違い) name と value により参照される文字列のコピーを行う。unsetenv() 関数は、変数 name を環境から削除する。 name が環境にない場合、この関数は成功し、環境は変更されない。
返り値
setenv() 関数は、成功すると 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーの原因を示す値がセットされる。エラー
- EINVAL
- name が NULL であるか、長さが 0 の文字列を指しているか、'='文字が含まれている。
- ENOMEM
- 環境に新しい変数を追加するのに十分なメモリがない。
準拠
4.3BSD, POSIX.1-2001.注意
POSIX.1-2001 は、 setenv() や unsetenv() がリエントラント (再入可能) であることを要求していない。バグ
POSIX.1-2001 では「 name に'='文字が含まれる場合、 setenv() はエラー EINVAL で失敗すべきである」と述べられている。しかし 2.3.4 より前のバージョンの glibc では、 name に'='文字が含まれるのを許している。関連項目
clearenv(3), getenv(3), putenv(3), environ(7)この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2009-09-20 | GNU |