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COPYSIGN(3)
COPYSIGN(3) Linux Programmer's Manual COPYSIGN(3)

名前

copysign, copysignf, copysignl -数の符号をコピーする

書式


#include <math.h>
 

double copysign(double x , double y );
 

float copysignf(float x , float y );
 

long double copysignl(long double x , long double y );
 
-lm でリンクする。
 

glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
 
copysign(), copysignf(), copysignl():
_SVID_SOURCE || _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L;
 
or cc -std=c99

説明

関数 copysign() は絶対値が x に等しく、符号ビットが y に等しい値を返す。
 
例えば、 copysign(42.0, -1.0)copysign(-42.0, -1.0) はどちらも-42.0 を返す。

返り値

成功すると、これらの関数は、その絶対値は x に等しく、符号は y に等しい値を返す。
 
x が NaN の場合、NaN に y の符号ビットをつけて返す。

エラー

エラーは発生しない。

準拠

C99, POSIX.1-2001. この関数は IEC 559 で定義されている (また IEEE 754/IEEE 854 では付録で推奨関数として定義されている)。

注意

浮動小数点形式が IEEE 754 準拠でないアーキテクチャでは、 copysign() は負の 0 を正として扱うことがある。

関連項目

signbit(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2012-03-25 GNU