SGETMASK(2) |
Linux Programmer's Manual |
SGETMASK(2) |
名前
sgetmask, ssetmask -シグナルマスクの操作 (廃止予定)
書式
long sgetmask(void);
long ssetmask(long
newmask
);
注: これらのシステムコールには、glibc のラッパー関数はない。「注意」の節を参照。
説明
これらのシステムコールは廃止予定であり、「使用しないこと」。代わりに
sigprocmask(2) を使用すること。
sgetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを返す。
ssetmask() は、呼び出し元プロセスのシグナルマスクを
newmask で指定された値に設定し、変更前のシグナルマスクを返す。
これら二つのシステムコールが扱うシグナルマスクは、単純なビットマスクである (この点が
sigprocmask(2) で使用される
sigset_t と異なる)。これらのマスクを作成したり検査するには
sigmask(3) を使用すること。
返り値
sgetmask() は常に成功し、シグナルマスクを返す。
ssetmask() は常に成功し、直前のシグナルマスクを返す。
エラー
これらのシステムコールは常に成功する。
準拠
これらのシステムコールは Linux 固有である。
注意
glibc はこれらの古いシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。あまりないと思うが、これらを呼び出したい場合には
syscall(2) を使うこと。
これらのシステムコールは、 31 より大きいシグナル番号 (つまり、リアルタイムシグナル) を扱えない。
SIGSTOP や
SIGKILL をブロックすることはできない。
関連項目
sigprocmask(2),
signal(7)
この文書について
この man ページは Linux
man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。