OPENAT(2) | Linux Programmer's Manual | OPENAT(2) |
名前
openat -ディレクトリファイルディスクリプタから相対的な位置にあるファイルをオープンする書式
#include <fcntl.h>
int openat(int dirfd , const char * pathname , int flags );
int openat(int dirfd , const char * pathname , int flags , mode_t mode );
glibc 向けの機能検査マクロの要件 ( feature_test_macros(7) 参照):
- glibc 2.10 以降:
- _XOPEN_SOURCE >= 700 || _POSIX_C_SOURCE >= 200809L
- glibc 2.10 より前:
- _ATFILE_SOURCE
説明
openat() システムコールは、この man ページで説明している違いがある以外は、 open(2) と全く同じように動作する。返り値
成功した場合、 openat() は新しいファイルディスクリプタを返す。エラーの場合、-1 が返されて、 errno にはエラーを示す値が設定される。エラー
open(2) と同じエラーが openat() でも起こる。 openat() では、その他に以下のエラーが起こる:- EBADF
- dirfd が有効なファイルディスクリプタでない。
- ENOTDIR
- pathname が相対パスで、かつ dirfd がディレクトリ以外のファイルを参照するファイルディスクリプタである。
バージョン
openat() は Linux カーネル 2.6.16 で追加された。ライブラリによるサポートは glibc バージョン 2.4 で追加された。準拠
POSIX.1-2008. Solaris には、これと同じようなシステムコールが存在する。注意
openat() や "at"が後ろに付いたその他の同様のシステムコールは、 2 つの理由により提供されている。関連項目
faccessat(2), fchmodat(2), fchownat(2), fstatat(2), futimesat(2), linkat(2), mkdirat(2), mknodat(2), open(2), readlinkat(2), renameat(2), symlinkat(2), unlinkat(2), utimensat(2), mkfifoat(3), path_resolution(7)この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。2012-05-04 | Linux |